たいしたことはないですが不健全です。そのうえ不愉快になるとおもわれます 。
さきにあやまっておきますごめんなさい
後ろから半ば無理矢理彼の中に侵入すると、快楽によるものなのか苦痛によるものなのかはわからなかったが、
彼は、あ、とか、う、とか、声にならない声を上げた。痛いのが好きなのかと問うと、
彼はかぼそく「いやだ」と答えたので、私はできるだけ乱暴に奥を突いた。
あ、あ、あ、と上ずった声で喘ぎながらも、彼はだらしなく腰を動かし続けていた。
どうしようもない男だと思った。が、私はこの行為に及んでいる自分のどうしようもなさも重々承知していた。
「君はひどい男ですね。自慰に他人を巻き込むなんて、余程の悪人ですよ」
どうしてこうなったのかを考えるにはもう遅すぎた。理由などとうの昔に忘れてしまったしいまさらこの行為に意味を見出そうとも思わなかった。
それは彼も私も同じだった。「ほんとうに、どうしようもないですね」彼の中に自分を放っても、残るのは虚しさだけだった。
彼自身も勃起していたが、オズ君が見ていますよ、と囁くとすぐに達してしまった。
ただ、滑稽だった。